2016年1月5日火曜日

「サンダーバード」讚!:第10話〜ニューヨークの恐怖〜

 今回の~ニューヨークの恐怖~は、
日本では第10話、本国イギリスでは第4話として放送された
シリーズの中でも特に有名で人気のあるストーリーです。
平素の回にも増して模型を駆使した実写映像の
醍醐味を存分に味わうことができます。

車輪がバウンドするスローモーションのような感じ、
タイヤの空転と土ぼこりや砂ぼこり、
炎や煙の実際の使用による実物さながらの撮影、等々、
まるで本物を実写で撮影しているような錯覚に陥ります。



今回のストーリーは、"007シリーズ"でも時折見受けられる
オープニング・サービス・ストーリーがあります。
それも二つのエピソードが絡みます。

一つは、世界平和維持の為の機密保持のための撮影禁止に
異を唱えて写真撮影を敢行したジャーナリストとカメラマンと
サンダーバード1号操縦のスコット(長男)の確執です。

もう一つは、バージル(3男)操縦のサンダーバード2号が、
米国戦艦センチネル号に国籍不明飛行物体として
ミサイル攻撃を受けてしまい、
墜落こそ免れたものの満身創痍で何とか基地に帰還する、
というエピソードです。

その後、物語は本題に入って行きます。
ニューヨーク・マンハッタンの都市計画実施のために、
エンパイア・エステート・ビルディングを
原子力エンジンを装備した巨大マシーンで移設するという
超ビッグプロジェクトが、国際放送で全世界が注目する中で
実施されるのですが・・・ 

地下河川の影響による地盤の崩落によって、
ビルは傾き、やがて崩壊するという大惨事に陥るのです。
その模様を生中継したいた因縁のジャーナリストとカメラマンが、
結局地中に閉じこめられてしまい、
国際救助隊が救出に向かうことになるのです。

但し、装備輸送機である2号は修理中で出動不能であるため、
その2号を攻撃してしまったセンチネル号に
サンダーバード4号(小型水中作業船)を
途中で搬送してもらうということにもなる訳です。
4号の操縦は、ゴードン(4男)の担当です。 




















こういったストーリー構成は、子供向け番組の概念を 
遥かに超えていて、本格的な映画のように 複雑精緻です。

コンピュータの普及や ソフトウェアの開発によって、
ヴァーチャルの世界は長足の 発展を遂げていますが、
その便利さや素晴らしさを享受しつつも、
手づくりの素晴らしさも、忘れずにいたいものです。
"人間の素晴らしさ"でもあると思います。




以前に少しご紹介した昭和40年頃の渋谷駅のジオラマの全景、
但し裏面からの眺めをご紹介しましょう。
旧・東横線渋谷駅のなつかしい波形屋根が懐かしいでしょう!?
今後の全容の詳細の紹介をどうぞお楽しみに。



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